サンシュルピス通りでひときわ目を引くウィンドウ。一歩中に入ると、そこはエレガントという形容詞がぴったりのカラフルで個性的な帽子が並ぶ。ブランドの創業は1986年。デザイナーのマリーは、幼少時から帽子に限らずモード全般のデッサンを独学でしてきた。そんな彼女に帽子専門のブティックを出すよう後押ししたのが夫(正確には元夫)。今ではパリで2軒(1軒は男性専門)、ロンドンに1軒のブティックがある。
夏の売れ筋はシンプルな丸みを帯びた黒のつば広帽(240ユーロ)と、薄いピンクでつばの内側、額部分に大きなリボンの付いている帽子(336ユーロ)など。顧客はフランス人のほかアメリカ人、イタリア人が多いそう。
このほか野球帽風にリボンをあしらった帽子(244ユーロ)や、頭頂部にかけて渦巻き風、最後にリボンをキュッと絞ったようになっている帽子(240ユーロ)など、ほかにはない作品が充実。冬シーズンにはウサギの毛でできたフェルト帽などが「とっても暖かくて寒いパリではオススメよ」とブティックに勤めて12年というベテラン店員のエリザ。彼女はミディアムブロンドがよく似合う素敵な女性。買いやすい値段ではないけど、ドレスやスーツスタイルがぐんと個性的にエレガントになること間違いなし。