最先端の自毛植毛法「FUE」とは?

FEUとは?

FUEとは Follicular Unit Extraction(毛包単位採取法)の略、最先端の自毛植毛法です。 毛包を一つ一つ極細のパンチを用いて頭皮からくりぬくように採取し、それを一つ一つ他の部分に移植する、原理的にいえば非常に単純な植毛法。
数ある自毛植毛法の中で、最も自然な仕上がりが得られると同時に、メスを使わないため、痛み、縫合、傷跡という問題もクリアした、まさにハイクラスの自毛植毛といえます。ただし熟練した高い技術を要するため、広く普及するには至っていません。
   
頭皮の断面画像。毛包とは、頭皮の毛穴の下3〜5mmの部分にある毛根を包んでいる組織。断面画像で髪を包んでいる白い組織がこれにあたる。これを極細パンチと鉗子で採取する。   採取された毛包。ひとつの毛包から1〜3本の毛が生えているのがわかる。後頭部、側頭部などの生きた毛髪を毛包ごとそっくり「生け捕り」にするのがFUEの特色。   直径0.75mmの極細パンチ。通常使われている注射針が0.4mm(皮下注射)〜1.2mm(輸血)。パンチが細ければ細いほど、痛みも少なく、採取した部分の回復も早いが、使いこなすのは非常に困難。
   
極細パンチで毛髪の周囲に微小の穴をうがち…   鉗子で毛包を採取する   極細パンチで採取した毛包を、植毛針ですばやく必要な部分に植えていく。集中力と根気、高い技術をそなえた医師にしかできない「職人技」。生命力の強い後頭部、側頭部などの毛髪は、他の部分に移植しても生き続ける。

FUEの長所と短所

長所
▼自毛の移植だから…
→仕上がりが自然
→感染症の心配がない
→手術後のケアが不要

▼メスを使わないから…
→傷跡が残らない
→痛みが少ない(通常の注射と変わりない)
→局所麻酔もごく少量ですむ
→手術後の入院・通院が不要

▼高度なFUEの技術なら…
→毛包を痛めずに採取/移植が可能
→1500単位の植毛も1日で完了。


短所
原理的に単純で、他の方法よりも格段に安全でありながら、まだ広く採用されるには至っていない理由として
1)コスト(手間)
2)手術時間
3)技術
の問題が挙げられます。
毛包を一つ一つ採取・移植するため、その手間と時間がかかり、必然的に比較的コストが高くなります。
ただし、手術後のケアが不要なことを考えれば、長期的に見てカツラより優位といえます。 的確な手術と自然な仕上がりには、熟練した高度な技術が要求され、それを実現する医師の数が非常に限られているのが現状です。

FUEの歴史

FUEは1993年、オーストラリアのウッズ・メディカル(シドニー市)で採用されたのが最初とされます。その画期的な技術が知れるや、国際的な反響を呼び、全世界から医師が殺到。カナダ、米国、ギリシャの医師がこれを習得しました。とくにギリシャのDHIメディカル(アテネ市)が FUE をヨーロッパで最初に採り入れ、そのアグレッシブなマーケティングもあいまって、ヨーロッパ各地に広まりました。北米では、ラスマン医師(米国)、ジョーンズ医師(カナダ)を先駆者として、じわじわと知られるようになりました。

フランスにおけるFUE

フランスでは、ギリシャでいち早くこの技術を習得したブリューノ・ムーセーニュ医師がその第一人者。直径0.75mmの極細パンチを用い、患者の髪をそらず、1日に1500単位の毛包を移植できるのは、フランスにおいてはムーセーニュ医師ただひとり、世界でも数えるほどしかいません。FUEを採用する医師の多くは、1mm以上のパンチを用い、最大で1日500単位程度の移植 、しかも患者の髪をそったうえでの手術、という技術的な限界を抱えています。ムーセーニュ医師の技術ならば、1平方センチあたり50単位という密度の濃い植毛も可能です。また自然な仕上がりには、習熟度の高い技術もさることながら、「デザイン」のセンスも問われます。ムーセーニュ医師はその点で、豊富な経験をもとに確かな「センス」を獲得しています。

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